クラシックコンサート初心者のためのマナー入門

服装やタイムスケジュール、拍手やブラボーのやり方などの初心者向けのクラシックコンサートのマナー入門です。

クラシックコンサート前

クラシックコンサート初心者のためのマナー入門。まずは、コンサート前の準備からお伝えします。

服装

服装は、ラフな格好でも大丈夫です。誰も怒りません。

半袖短パンにサンダルみたいな極端なカジュアルでなければ大丈夫です。

どうしても心配な方は、おしゃれなイタリアンレストランに行くぐらいの服装を用意すれば良いでしょう。

たしかに多くの方は、そのような「ちょっとおしゃれな服装」が多数を占めるので、外向きのコーディネートであれば浮くこともないです。

体調

体調が悪い時は、思い切って行かないことをお勧めします。

ご自身も音楽が楽しめないでしょうし、咳き込まれると周りの人も気にしてしまいます。

なんとなくだるい場合も、前半で切り上げるといった形をとれば良いと思います。

チラシ

入場口付近でチラシを配っていることがありますが、他の公演に興味がないのであれば受け取らなくて良いでしょう。

と、いうのも、結構な分量があるのでかさばるからです。

また、チラシ専用のゴミ箱があれば良いのですが、ない場合には困ってしまいますよね。

あまり気軽な気持ちで受け取らない方が良いと思います。

プログラム

入場の際に渡されるのが本日のプログラムです。

曲目と曲の解説が書いてあるのが常です。

これらの内容は開演前までに読んでおきましょう。

と、いうのも、公演中にプログラムを落とす方が時々いらっしゃるからです。(たぶん開いたまま居眠り)

公演中に読んだらいけないということではありません。声楽曲の場合などは読みたくもなるでしょう。

ただし、プログラムを落としたり、めくる音がうるさかったりした場合にはひんしゅくを買うので、注意してくださいね。

予習の有無

クラシックコンサートの楽しみ方は2通りあります。

一つは「今日はどんな曲が聴けるのだろう」と予習をせずに行く場合。

もう一つは、曲のポイントを押さえて演奏会に臨むというあらかじめ予習をする場合。

どちらでもいいです。

予習をしなければいけないわけではありません。

曲目によって両者を使い分けるというパターンもあるでしょうしね。

クローク

是非利用していただきたいのがクロークです。

貴重品は持つしかありませんが、それ以外のかさばる手荷物は預けてみてはいかがでしょうか。

特に冬場はそうだと思います。

コートやマフラーも預けられるので、活用してみてください。

クラシックコンサート中

さて、いよいよクラシックコンサート中のマナーについて述べていきたいと思います。

時間(タイムスケジュール)

演奏会の場合、タイムスケジュールは以下の通りです。

  • おおよそ開演30分前に開場
  • 前半のプログラム(40分ほど)
  • 休憩(15分ほど)
  • 後半のプログラム(50分ほど)

プログラムの演奏時間は曲目によるのでおおよそですが、休憩時間はだいたい15分ぐらいが多いです。(オペラの場合は倍の30分ほどが多いです)

実際にはアンコールなど他の時間もあるので、終演の時間は2時間後が多いです。

あと、何分前に着席するべきかということも聞かれますが、席によるでしょう。

通路側の人はギリギリでも良いですが、列の中ほどの人は早めについた方が良いと思います。

ギリギリ行くと席に着くまでに時間がかかったりしますし、他の人も立ったりして大変ですので。

また、慣れていないコンサートホールの場合は、早めに自分の席の位置を確認しておくと良いでしょう。

遅刻

遅刻についてですが、必ず係員の指示に従ってください。

演奏中に入場することは許されません。

基本的には、曲が終わってから入場できます。

拍手しない風潮

クラシックコンサートの拍手の風潮ですが、楽団員がステージに登場した時や楽章間では拍手しないのが慣例です。

コンサートマスターやソリストや指揮者の場合は拍手します。なんだかややこしいですね。

この辺りは周りに従えば良いと思います。(そのうち分かります)

例外的に、海外のオーケストラの場合には、「ようこそ!」という意味合いで、楽団員の登場の時にも拍手したりします。

撮影・録画禁止

撮影や録画は一切禁止です。ご協力ください。

飲食禁止

座席での飲食も禁止ですが、飴は例外でしょう。

ただし、演奏中は避けてください。

飴の袋を開ける音がホールに響くことがよくあります。

飴を舐める場合には、開演前に口に入れてください。

席の移動

1階席のS席が空いているからといって座ってはいけません。

後半になって来ることもしょっちゅうですし、何よりもモラルに反しています。

席の移動はやめてくださいね。

眠くなったら?

まぁ眠くなること自体は仕方ないでしょう。

ただ、できればいびきをかいて欲しくないのですが…。

あまりにも眠気が強い時には、退席するのもマナーだと思います。

クラシックコンサート後

はっきり言って昨今問題になっているのがコンサート終了直後のマナーです。

拍手・ブラボー

コンサート後のマナーの最大の論点は、拍手やブラボーのあり方ですよね。

拍手やブラボーは、余韻を残した後にしてください。

最近では、オーケストラ側も注意喚起するようになりました。

演奏終了直後に拍手やブラボーをされると、余韻が消されてしまいます。

ですから通常は、一呼吸置いてからするものなのです。

よく「演奏終了とともに拍手喝采のコンサートもあるじゃないか!」と反論する人がいるのですが、そのような歴史的な名演のコンサートは一生に一度体験するかしないかなので、考慮に入れる必要がありません。

大原則として、余韻は大切にしなければいけないのです。

特にレクイエムのような性質の曲やチャイコフスキーの交響曲第6番などのような終わりが繊細な曲の場合はそうでしょう。

我先に拍手やブラボーをする必要なんてありません。

最後まで音楽を味わってください。

初心者向けマナーのまとめ

クラシックコンサートで大切にすべきマナーは、(1)音を立てないようにする、(2)余韻を大切にする、の2つだけです。

長々と細かいことを書いてきましたが、誰もが意識しなければならないのは上記の2つです。

それさえ守れば、多くの聴衆が音楽を楽しめるコンサートになるでしょう。

初めての方は、いきなり定期演奏会に行かないで、名曲が中心にラインナップされた親しみやすいコンサートに行くのも手です。

そして慣れたら、色々な毛色のコンサートに出向けば楽しいと思いますよ。

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