人間関係に疲れた時に役立った考え方

マジメ人間が陥りがちな人間関係の間違い。それは、人間関係の悩みを服従や我慢で耐えようとすることです。そうではなく、人間関係に優先順位をつけてみましょう。

もし、あなたが人間関係に疲れたら…。

ぜひ、以下に記した内容を実践してみてください。

私自身、真面目すぎて人間関係に疲れた過去がありました。

でも、今では人間関係で悩むことは一切ありません。

むしろ、人と接することが楽しいですし、好きになりました。

それは、人間関係のあり方を変えたからです。

「人間関係に疲れた!」「苦しい!」

そんな時こそ、人生を変えるチャンスです。

人間関係へのスタンスを変えて、楽になりませんか?

この記事が人間関係で悩む方の参考になれば幸いです。

ご機嫌取り作戦で解決?

まず、人間関係を良くしようとして、マジメ人間が取り組むことは、ご機嫌取り作戦です。

あからさまなごますりをする人は少ないでしょうが、相手に気に入られようとして断ったり、意見を言ったりすることをやめる人は多くいます。

ですが、これをやってみて、結果はどうでしたか?

大きな衝突は確かに起こりません。ですが、自分の気持ちが暗くなりませんでしたか?あるいは、不快感や疲れが残りませんでしたか?

正直疲れますよ。悲しくなりますよ。

ご機嫌取り作戦は一度や二度ならまだしも、それを常用し続けると気を使い続ける訳ですから疲れますし、相手の言いなりですから不快感も残ります。そして、自己主張できない自分に対して、暗い気持ちになってしまうのです。

そう考えると、ご機嫌取り作戦は、人間関係を良くするテクニックの一つかもしれませんが、唯一の解決方法ではないのです。

自己主張を我慢し続けると…

私は、職場いじめに関する相談をしていた時期があるので、被害者の方と接する機会があったのですが、その多くは、自分を抑えることによって、その場を耐え忍ぼうという方ばかりでした。

確かに、抵抗しなければ、短期的に攻撃が悪化することはありません。ですが、自己主張を我慢し続けると、結局は、自主退職に追い込まれて職を失い、お金を失い、精神の病を誘発して健康を害し、人生設計が大きく狂うのです。この話は、もちろん、当事者にしか分からないことですが、この文章を読んでいるマジメ人間であるあなたは、人ごとだと思わない方が賢明です。

なぜならば、被害者の多くは、あなたと同じく、真面目すぎるほどのマジメ人間だったからです。

どういうわけか、悪人は、思慮深い人を探し当て、攻撃することを得意とします。あなたも人ごとではないのです。

権利の上に眠る者は救われないと言われますが、マジメ人間の多くは、引く時と攻める時があることをしっかりと認識しておく必要があります。

先の職場いじめの例では、違法性がないレベルであれば、一時的にご機嫌取り作戦を使ってもいいでしょう。ですが、違法性のある被害レベルの人が、ひたすら我慢するというのは、どう考えてもおかしなことです。そのような時は、証拠化して相談し、あっせんや裁判に持ち込むべきなのです。

マジメ人間の弱点

マジメ人間の多くは、この辺りのことが不得意です。

すなわち、権利行使や自己主張です。

通常、弱点は克服すべきものですが、そうせずに、むしろ相手の言いなりになるというのは、見方を変えれば、人間関係スキルの向上から逃げているとも言えます。

これは耳の痛い話かも知れません。

ですが、人間関係で悩まないためには、この弱点を克服しなければならないのです。

やはり、マジメ人間は、「自己主張すべき時には、自己主張するんだ(してもいいんだ)」という基本的な理念を持つ必要性があるように思えます。

では、どうすれば、そのように思えるでしょうか?

私がお勧めするのは、人間関係に優先順位をつけることです。

嫌な人から逃れる方法

「人間関係に優先順位を付けろ」

こう言うと必ず、「そんなことはできません」「相手に失礼です」などと拒絶反応が起こります。

ですが、我々は、知らず識らずのうちに、人間関係に優先順位をつけています。

例として、予定がかち合った場合は、どちらをどのような基準で優先するのでしょうか?

人間関係に優先順位を付けること自体は悪いことではありません。「お前は2番目に大切だ」などと表明さえしなければ済む話です。内心でどう思おうが、あなたの勝手です。

では、なぜ、人間関係に優先順位を付けるべきなのでしょうか?

それは、嫌な人との縁を断ち切れるからです。

ですが、今のあなたは、相手が恐い、もっと言えば、嫌われるのが恐いので、「NO!」とはっきり言えないのではないですか?私も昔はそうでした。ですが、今では嫌いな相手からそっと逃れています。それについては悩みません。どうして、こうなれたかというと、祖父の葬式が発端でした。

会社優先の人間関係で失うもの

祖父は普通のサラリーマンで、普通の会社員人生だったと思いますが、その葬式では、一般の人はあまり来ませんでした。会場は、左手に親族席、右手に一般席と分かれていましたが、親族席は埋まっていたものの、一般席はガラガラだったのです。

私はこの時、「あぁ、葬式にどれだけの人が来るかって、一つの人間関係の尺度なんだなぁ」と、思うと同時に、「葬式に来てくれるような人を大切にしなくちゃ。逆に来ないような人は、どうでもいいんだな。そんな人と時間を共にしているのは、人生の無駄だな」と、率直に考えたのです。

現に、死は究極の孤独ですが、そんな時に、あなたの死を悲しまなかったり、葬式にも来ないような人は、あなたにとってどれだけの価値があるのでしょうか?

「いや、上辺だけの付き合いも大事なんだよ」と言う方もいるでしょうが、それは建前であって、それに没頭してはいけません。会社の付き合いだけを優先して、家族をないがしろにし、友人をないがしろにし、果ては無縁仏になる人生で良いのですか?

スマートに流すべきところは流し、きちんと人間関係の基準というものを持っておかないと、人間関係が崩壊してしまいます。そこまでいかなくても、希薄な人間関係止まりとなってしまうのです。

ですから、真面目すぎて人間関係が辛いというあなたは、「葬式に来ないような人はゴミ。そのような人とは深入りしない。逆に、自分の死を悲しんでくれるような人には、誠心誠意の態度で日々接する」ということを唱えてください。

ここまで言わないと、マジメすぎる人間には、効き目がないでしょう。

嫌いな人と嫌々付き合って、憂鬱な時間を過ごしてきた、昔の私がそうであったように。

苦手な人が相手でも自信を持って断れる魔法の質問

先ほど、「人間関係に優先順位をつけると、嫌な人を切り捨てる決心ができる」という旨のお話をしました。

ですが、ここで、あなたは「苦手な相手は手強いから不安だなぁ」と思うかもしれません。

たしかに、どういうわけか、苦手な人というものは、断りにくかったり、はっきり言えなかったりするものです。

しかし、あなたが、「そのまま相手に従ってしまったらどうなるか」を想像すると、苦手な相手でも勇気が出てくるのです。

あなたが悩む相手の正体は悪人

これは、私が学生だった頃の話です。

ある子がいじめられていた時、主犯格の子が私に「お前もあいつのことが嫌いだよな?」と、脅迫的に同意を求めてきたのです。

当時、全く自分に自信を持っていなかった私は、恐る恐る同意してしまいました。

すると、その数時間後、教師がいじめを問題視し、一緒にいじめをしたのは誰かと主犯格の子に問いただしました。

そこで、私は驚きの光景に出くわしました。

今まで強がっていた主犯格の子が、急に低姿勢になって、「あの子もあの子も共犯です!」と、いろいろな人を巻き込み始めました。

そして、ついには、一度頷いただけの私の名前まで挙げたのです!あの時の衝撃は忘れられません。

「なんと自分は、情けないのだろう。いじめは嫌なのに、自分の信念を無視してまで相手に同意した結果が、この有様」

「なんと主犯格の子の姿は見苦しいのだろう。こんな人間に恐れていた自分が恥ずかしい!」

とにかく、「長い物に巻かれれば、事は済むだろう」と思っていた自分がバカだったのです。

我々、マジメ人間とは正反対に属する、野蛮で無秩序な悪人どもの正体は、「自分の立場が危うくなれば、友達も裏切ってしまえ」です。

しかも、このような行動を取るであろうことを薄々勘づいていたにもかかわらず、自分の信念に反してまで相手に同意してしまったのです。

これはとても悔しい体験でしたが、私はこの経験から学びました。

それが、「そのまま相手に従ってしまえば、最終的に自分はどうなるか、ということを想像せよ」ということなのです。

悪人の手口に気をつけろ

結局、悪人の意見に従ってしまえば、奴隷の如く、相手のいいように利用され、使い捨てられ、最終的にはポイ捨てされるのです。

マジメ人間が人間関係で悩む相手方の特徴は、決まって、そういう愚かな人々です。

ですから、反対意見を言いたいのに言えない時は、先の「最終的には裏切られる」という結論を思い出してください。

あなたは、悪人の奴隷になりたいのですか?ご自身の信念を捨てるつもりですか?悪に同意し、悪に染まりたいのですか?

これらの答えが「いいえ」ならば、もう、悪人の意見に無理やり同意する日々から決別しましょう。

この「自身への問い」の実行が遅れれば遅れるほど、自分に自信を持つことが困難になる、と思ってください。

勇気というものは、ある日突然、持てるものではなく、日々の信念とそれに基づく行動によって、形成されていくのだということを憶えておいてください。

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